易について


 世の中は常に変化しています。世の中は、止まっているわけではありません、世の中が常に 変化する事を、易の世界では変易(へんえき)と呼びます。

 変化するのも、ある一定の法則があります。生まれた物には、必ず死があります。地球や太陽系でさえ、死に向かって走っています。このような法則は、変わる事がありませんので、不易(ふえき)と呼ばれています。

 物事の誕生や、死に向かって歩むには、力が必要になります。その力が陰と呼ばれる物と陽と呼ばれるものです。この二つの力だけで世界が成り立ち、また、この陰陽のバランスを大事にする簡単な事が大切と考える事もあり、易(えき)は、易(やさ)しいとも言われ、この事を易簡(いかん)と呼ばれています。

 易を使用するには、二つの面があります。占いと統計学です。この二つは相反するようで、まるで陰と陽ですね。占いの場合は、陰陽の変化を感じとり、感じ取った結果を占いの道具で表現させます。統計学には、結果を集め、陰陽と照り合わせ、動きを表現します。